「ホモエコノミクスの観点からニュースを読み解く」というブログテーマ設定について

 

 

「ホモエコノミクスの観点からニュースを読み解く」

 

 ということを、ブログテーマとして考えました。

 

ホモエコノミクスとは経済的合理人、つまり冷静に損得勘定で動く人間、という経済学上の用語です。

 

さっきコンビニにたばこを買いに行ってるときに、着想が広がりました。

 

その着想は以下の通りです。

 

ニュースでは日々さまざまな題材が取り上げられていますが、

不可解な話が多いです。

 

これら不可解なニュースを理解して腹落ちするようにする世界観として、

 

・誰が得をしていて、

・その誰かの行動は、その誰か自身にとっての損得勘定で動いている

 

という立場からニュースを読み解くのは、かなり説得力があると思ったのです。

 

もちろん一見、不可解な話でないとニュースとしての商品価値がないから、ニュース生産者は不可解な話こそニュースにするというのはその通りです。

 

しかし、こういった不可解なニュースの背景には特定の誰か、あるいは複数の誰か損得勘定が背景にあると思うのです。

 

たとえば、日展という日本における芸術評価のシステムが欺瞞に満ちているという話です。

<1>

日展にせよ、日本芸術院にせよ、内輪の論理に籠ってしまい聖域化してしまったのです。』(緒方林太郎)


虎の尾

 

<2>

『“芸術”という腐った楽園』(橘玲)


“芸術”という腐った楽園 週刊プレイボーイ連載(126) | 橘玲 公式サイト

 

前者は、日展という芸術評価の権威が「内部調査を撤回した」というニュースに関連した解説記事です。

後者は、日展という組織自体が、カネにならない芸術をカネに変換するシステムである、そしてそのようなシステムが身近にあるのではないか、という記事です。

 

これらの記事は説得力があるし、秀逸だと思います。

 

日々のニュースそれぞれに、こういう誰が得をしているか、という視点での言及がなされているとも限らないので、このブログテーマとして、ニュースをピックアップして今回引用したような視点で考察したいと思います。