家事育児の分担ああだこうだ問題にかんする実験

家事育児の分担についてああだこうだいう風潮ってあるじゃないですか。

大変理解できるんですよ。

多くのひとの毎日の生活の今そこにある問題。

共働き社会になってひさしいけれども、
ぜんぜん解決されてないし、解決される見通しもない。

今日も役割分担についての小競り合いが各ご家庭で勃発し、
そのありようがブログに毎日のようにあげられ、ブコメが百家争鳴状態。

 

で、その多くが、旦那が家事やらんから嫁が割り食ってて、
それがムカつくという話であります。

 

うちも、そうですね。

ただ、ひとつ世のご家庭と違った点があるとしたら、
”ある実験”をしてみた結果、もともとの役割分担にもどったが、
実験前より嫁旦那の納得感は高まった、という点です。

 

ある実験っていうのは、以下の役割分担:

嫁:9時5時勤務、家事育児全般。毎月の家計負担なし。
旦那:無定量勤務、家事育児は、ゴミ出しだけ。毎月の家計負担。

 

これを、3ヶ月完全に入れ替えるという実験をしたんですよ。
その結果、嫁が2ヶ月でギブアップして、以降、上記の分担が継続しているという。

 

嫁は、昨今のネット言説の風潮の影響で、旦那が家事育児やらないことにつき
不満を日々ふくらませていたんですよ。


で、いざ役割を入れ替えてみたところ、無定量労働をしたうえ、
家賃含む生活費分のキャッシュが、
まるまる自分の口座から飛んでいくさまを体験し、そのヤバさに驚愕し、
嫁の降参に至りました。それに比べれば、家事育児なんて全然やっていい、ということだそうです。。

わたしのほうは、まぁ余裕でした。

もちろん、各ご家庭により、勤務の内容と収入、家事育児をどのレベルでやっているかは、まあ違うとおもいます。ただ、うちは日本の平均と大きく逸脱はしてないとおもいます。

唯一ふつうの場合と違うのは、嫁旦那がはたらいている会社は違えど、たまたま労働時間を変えられるという特殊な状況にあり、実験ができた次第です。

 

嫁が降参したのは、これは私の想像ですが、
長期的に考えて、家事育児は今後家庭内では負担減で推移するが、
家計負担に関してはかならずしもそうではないので、
家計負担を旦那に確定させておいたほうが得だという、嫁の冷徹な損得計算の結果かとおもいます。

その意味で、わたしは嫁が降参したとさっき言いましたが、
じつは戦略的敗北はわたしのほうで、嫁は非常に聡明でありわたしはバカだったということです。

この戦略的敗北を挽回するチャンスを虎視眈々とうかがっているのが現在わたしがおかれている状況です。だれか助けてください。